7月9日帯広畜産大学教授、谷昌幸氏を招き、土作りについての学習会を行いました。
 始めに、町内のビート捕場に集まり、畑に掘られた穴で土壌断面を観察し、そこから読み取れるさまざまな情報について、谷教授にお話し頂きました。実際に断面を見ると、作土の下に粘土があるが、作物の根の跡があることから酸素がある程度存在していること、また、粘土の層は下へいくにつれて砂混じりになっていき、1メートル付近でほぼ砂の層になっていることが確認できました。このことから、明渠や暗渠の施工や、適切なタイミングでサブソイラーを入れ、作物の根を粘土の層に到達させることで、排水性の改善が期待できるとのことでした。
 土壌断面の観察を終えた後は、室内へ移動し、土壌診断表と施肥設計についてご講義頂きました。診断表に記載されたそれぞれの数値の意味や、土壌の種類や性質の違いなどの初歩的なことから、陽イオンのバランスの重要性や、リン酸やカリの過剰施肥の危険性など、JAの指導とは全く異なる施肥についての考え方かたまで、分かりやすく教えて頂きました。
 今回の学習会は、普段は見ることのない土壌断面を観察することができたと共に、土壌の化学性について知識を深めることができる貴重な時間となりました。ここ得た知識を、今後の畑作りに生かし、よりよい作物を皆さんへ届けられるよう日々努力していきたいと思います。